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フック外れ止め装置(2重外れ止め) 【特許第6227919号】

バネ式外れ止め 【知恵の輪現象の説明】

 

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フック外れ止めにはいくつか種類がありますが、主に建築業で使われるクレーンフックには(図1)のような「ばね式外れ止め」が多く使われています。

知恵の輪現象とは?

玉掛け作業時に何らかの要因(無負荷状態になり)でワイヤーが浮かび上り(図2)、ワイヤーのヨレや回転、風などでワイヤーがフック先端を飛び越え(図3)、もう一度ワイヤーが降りてきたときにフックから外れてしまい(図4)、吊荷が落下してしまう現象です。

フック外れ止め装置(2重外れ止め) 【新機能の説明】

この「知恵の輪」現象によるワイヤー外れを防止する機能をもたせた外れ止めの説明をします。

フックに取り付けるピン及び閉保持状態を保つためのばねは、これまでと同じ形状を使用します。

カギ先を閉じるプレート(内プレート)はこれまでと同じ形状のものに、溝及び凸形状を追加します。

内プレートの外にもう1つプレート(フック先端カバー)で覆います。

フック先端カバーはコの字型のものに丸鋼を通します。

この丸鋼が内プレートの溝を通るので、フック先端カバーは溝のルートを動くことができます。

溝に丸鋼を通すだけだと、溝にそって動くことは可能ですが、位置決めが容易ではありません。

フック先端カバーにはもう一つ別のピンが内側(内ピン)に出ています。

フック先端カバーの丸鋼と内ピンの間に、内プレートの凸形状を挟むように動かせば角度が生まれフック先端にフック先端カバーを設置(固定)することができます。

ワイヤーが「知恵の輪」現象をおこしても、カギ先をフック先端カバーで覆っているので、ワイヤーの入り込むスペースが無く、安全に作業することができます。

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